スイス・ジュネーブに本社を置く高級時計・ジュエリーのブランド「ショパール」は宝石を惜しみなく使った独創的なデザインの宝飾時計が特に人気のブランド。
スイスの精密時計技術とドイツの宝飾技術が見事に融合し、最高の性能と宝飾品としてのエレガントさを兼ね備えたテイストはジュエリーにも受け継がれています。
カンヌ国際映画祭のパルム・ドールのトロフィーはショパールが制作するなど、世界中のセレブから愛されていることでも有名です。
そんなショパールは『サステナビリティ』をメゾンの価値観の中心においています。
持続可能な開発を目的に、「2018年7月までに、メゾンの全てのジュエリーとウォッチに、100%エシカルゴールドを使用する」と決定。
SDGsが叫ばれる中、ショパールのサステナビリティに対する姿勢が多くの人々からの共感を集め注目されているのです。
では、ショパールは実際にどのような取り組みを行っているのでしょうか?
ショパールのダイヤモンド・ゴールドへの取り組み(1)|
責任ある方法で小規模鉱山採掘者が採掘したエシカルゴールド
エシカルゴールドのエシカルとは「倫理的な」という意味。
倫理的な配慮が求められる場面は、主に労働環境や賃金、環境保護などです。
その倫理的観点から見た基準がないメーカーの場合、貴金属や宝石が供給される段階で、児童労働を含む不適切な労働環境や不当な賃金、環境に悪影響を及ぼす方法が使用されている可能性があります。
そこでショパールは、採掘技術や知識が乏しくこれまでは非公開の供給元として扱われてきた採掘者たちに、環境保護や社会的援助を提供しながら自社で扱うゴールドを調達することに。
今ではペルーとコロンビアの小規模鉱山と提携し、労働環境や社会発展を支援しながらフェアマインド認証ゴールドや流通過程を追跡できるゴールドのみを扱い、適正な労働環境や賃金、環境保護がなされている産地からゴールドを仕入れることを徹底しています。
ショパールのダイヤモンド・ゴールドへの取り組み(2)|
RJC CoC認証ゴールド
RJC CoC認証ゴールドとは
流入元がはっきりしていることが保証されたゴールドのこと。
中でも、ショパールと提携している精製所を通じて供給されるCoC(加工・流通管理)認証を受けた組織が直接生産したもののことを指します。
RJC CoCスタンダードとは
リサイクルゴールドなどの「適格素材」の識別と追跡に関する要件を定めた基準のこと。
適格なリサイクル可能供給源からのものであることを審査・確認した証でもある。
ショパールでは1984年に作られたジュエリーブランド初の自社鋳造設備を活用し、ゴールドのスクラップや製造中に出る廃棄物を再溶解して、未使用の素材のリサイクルを可能に。
さらに、ゴールドのスクラップをリサイクルするだけでなく、RJC CoC(加工・流通管理)認証精錬所を通じて再生されたゴールドを購入することで、第2のエシカルゴールドのサプライチェーンを構築することに成功しました。
ショパールのダイヤモンド・ゴールドへの取組み(3)|
ダイヤモンドは産地証明書つきで安心!
ショパールの各ジュエリーには安心の産地証明書が付いています。
この産地証明書は、米国宝石学会(GIA)とダイヤモンド・ハイ・カウンセル(HRD)という2つの独立した機関でのダイヤモンドの鑑定がされている証拠。
ダイヤモンドの真正性をブランド内だけではなく第三者の目でも確認し、あらゆる特性を中立な立場から算定する複数の宝石鑑定士による評価を受け、やっと製品に付属するナンバー入りの鑑定書が発行されます。
さらに、ショパールはキリンバリーと世界ダイヤモンド評議会の補償制度で規定された透明性の原則を支持し、遵守しています。
全てのダイヤモンドサプライヤーに対しても、これらを売買しないことを義務付ける自主規制にも取り組んでいるのです。
- 紛争地ダイヤモンド
- 原産地が定かではないダイヤモンド
- キンバリープロセス認証制度を実施していない国や地域からのダイヤモンド
これらはショパールが持つダイヤモンドへの強いこだわりが感じられる素晴らしい取り組みと言えるでしょう。
まとめ
ショパールは、メゾンのジュエリーに使用されている素材がどこから来たものかを明解にしています。
ショパールのジュエリーや時計を身につけると誇らしい気持ちになれるでしょう。
あなたも、ショパールのジュエリーをお手に取ってその輝きを体感してみてくださいね。