スイスの高級腕時計、宝飾ブランド「ショパール」。
創業は1860年と歴史は長く、創造性と最先端技術を追求しながら成長を続け、現在では世界のラグジュアリー市場を牽引する存在へと成長しました。
時計ブランドとして誕生したショパールがなぜ、ジュエリーも取り扱う世界的なラグジュアリーブランドへと成長したのか。
創業者ルイ・ユリス・ショパールの経歴に触れながら、ブランドの歴史やアイコン的な存在である「ハッピーダイヤモンド」についてご紹介します。
斬新かつ芸術的なブランドを立ち上げた
偉才時計師ルイ-ユリス・ショパール

ルイ=ユリス・ショパールは1836年、スイスのソンヴィリエ村に生まれました。
この地域では、農閑期の収入を補うため冬場は時計の組み立て作業をするのが慣例となっていました。
そこで、ショパールは才能を開花させ、懐中時計とクロノメーターを専門とする高精度の時計製造工房を設立したのです。
優れた精度と実用性を兼ね備えたショパールの時計は、瞬く間にその名が世界各国へ広く知れ渡るようになりました。
19世紀末から20世紀初頭にかけては、ロシア皇帝ニコライ2世の宮廷でもショパールの製品が愛用されていたそうです。
時代を超えて受け継がれるショパール

ルイ-ユリス・ショパールの没後は、孫の世代までブランドが受け継がれ国際的な時計ブランドとして名声を得ました。
1963年、世界的なブランドショパールは転機を迎えます。
ショパールの孫ポール-アンドレ・ショパールは、時計と宝飾品の製造を手掛けるドイツの一流ジュエラー、カール・ショイフレと出会いました。
後継者を探していたポール=アンドレ・ショパールは、ショイフレへブランドを託し、その後まもなく売却されます。
ショパールは、伝統的な時計技術とショイフレの巧みなジュエリー技術をかけ合わせ、一流宝飾店として新たなスタートを切りました。
カール・ショイフレ3世と妻カリンは、革新的な経営手法でブランドを拡大。
こうして、伝統と優れた精度を3代に渡って継承してきたショパールは、世界中の人々を虜にするラグジュアリーブランドへと発展したのです。
ショパールを代表するハッピーダイヤモンド

ショパールといえば、時計技術とジュエリー技術を巧みに融合した「ハッピーダイヤモンド」が代表的です。
文字盤の中に輝きを放ちながら自由に動くダイヤモンドをセットした斬新なデザインは、時計業界に大きな変化をもたらしました。
一見、普通のダイヤモンドを文字盤の中に閉じ込めているように見えますが、このデザインを成立させるためには大きな課題があったのです。
ダイヤモンドは天然鉱物の中で最も硬いとされる宝石。そのダイヤモンドが自由に動くと、文字盤やケース内部の傷つきを避けられません。
そこでショパールは、2枚のサファイアクリスタルの間にダイヤモンドを閉じ込める構造を開発し、石がケースを傷つけない革新的な仕組みを完成させました。
時計製造そしてジュエリー製造で培った職人の技があったからこそ、ユニークかつ繊細な技術が実現できたのでしょう。
以降、この技術は現在に至るまでショパールの核として受け継がれています。
まとめ|歴史あるショパールのハッピーダイヤモンドの煌めきを身につけて

今回は、世界中で確固たる地位を築くラグジュアリーブランド ショパールの深い歴史と、象徴的な存在であるハッピーダイヤモンドについてご紹介しました。
ショパールは、今もなお世界各国で信頼され愛されています。
時計製造とジュエリー製造を極めた職人の斬新かつ巧みな技とアイディアで、これからもさまざまな人を楽しませてくれるでしょう。