イタリアンジュエリーの最高峰「ダミアーニ」の歴史と魅力を徹底解説

イタリアンジュエリーの最高峰「ダミアーニ」の歴史と魅力を徹底解説

クロスデザインにダイヤモンドをはじめとした、宝石を敷き詰めた「ベルエポックコレクション」。
今やダミアーニを象徴するベルエポックは、1930年代に創業者エンリコ・グラッシ・ダミアーニが手がけた「カスケード」をルーツに、後に発展したコレクションです。

ベルエポックが誕生する間にも、ダミアーニは唯一無二のイタリアンジュエリーを数多く世に出しています。

今回は、カスケードやベルエポックなどジュエリーコレクションの変遷、そしてダミアーニの歴史をご紹介します。

 

ダミアーニの長き伝統と世界に誇る職人技の秘密

ダミアーニのコレクションの変遷をご紹介する前に、まずはダミアーニのブランドとしての生い立ちや軌跡をご覧ください。

約100年の歴史、ダミアーニのはじまり

創業から約100年の歴史を誇る老舗ブランド「ダミアーニ」は、1924年、イタリアのヴァレンツァに誕生しました。
創業者はエンリコ・グラッシ・ダミアーニ氏。

イタリアの4大ジュエリー生産地のひとつであるヴァレンツァは、世界有数の金細工の町であり、2017年には誰もが知る有名ブランド「ブルガリ」が、ヨーロッパ最大級のジュエリー工房を構えたことでも知られています。

エンリコ氏がもつ金細工職人としての高い技術と独創的なセンスは、当時の王侯貴族に高く評価されダミアーニの名は瞬く間に知れ渡りました。

1934年には、エンリコ氏の息子であるダミアーノ・グラッシ・ダミアーニ氏が誕生し、ダミアーニの2代目としてブランドを継承。
ダミアーノ氏の本格的な経営参画により、ダミアーニは技術面やデザインの研究、ブランドの広告発展を経て事業を大きく拡大しさらに知名度を広げます。

2代目の不幸、ダミアーニと残された家族

軌道に乗り続けていたダミアーニ。ですが、1996年、2代目であるダミアーノ氏が不慮の事故でこの世を去ります。
この時、ダミアーニはすでに200名以上の従業員を抱えており、ブランドの存続が大きく揺らぐ出来事となりました。

そこでブランドを引き継ぎ現在まで守り続けたのが、2代目ダミアーノ氏の妻・ガブリエラ夫人と3人の子供たちです。
ガブリエラ夫人はダミアーニの経営を担い、長男のグィド氏は取締役社長、長女のシルヴィア氏はデザインおよびコミュニケーション、次男のジョルジョ氏は石の買い付けとコレクションの展開などを担当。

3人の子供たちは、幼少期からジュエリーが作られる工程を間近で見ていたこともあり、ダミアーニのデザインやジュエリー制作においてのセンスを十分に備えていました。
妻と3兄妹が引き継いだその後もダミアーニは失墜することなく、独創的なデザインや卓越した技術を保ちブランドと従業員たちを守り続けています。

ダミアーニの現在、守り続けられた伝統

現在、妻のガブリエラ夫人は名誉会長、長男のグィド氏は会長兼取締役、長女のシルヴィア氏と次男のジョルジョ氏は副社長としてダミアーニを支えています。

創業者であるエンリコ氏からはじまり、息子で2代目のダミアーノ氏、そしてその妻と3人の子供たちである3代目。
それぞれのダミアーニに対する思いや守られてきた伝統により、ダミアーニは多くの世界的賞を獲得してきました。

なかでも、ジュエリー界で最も権威があり世界中のジュエラーが憧れる「ダイヤモンド・インターナショナル・アワード」においては、世界最多となる18回の受賞歴を持ち、今もこの記録を破るブランドはありません。

 

【ダミアーニ】洗練された名作ジュエリーコレクション5選

ここからは、ダミアーニがこれまで発表してきたコレクションをご紹介します。
ダミアーニはこれまで、10シリーズ以上のコレクションを発表していますが、今回は厳選した5つのコレクションを年代順にご覧ください。

1920年代|チャールストン

1920年代、創業者エンリコ・グラッシ・ダミアーニによって制作された『チャールストン』。
約1,000個のダイヤモンドを贅沢に使用し、当時の装飾芸術の潮流を反映した壮麗なジュエリーです。
ダミアーニの原点ともいえる、歴史的な名作として語り継がれています。

1930年代|カスケード

1930年代に発表された『カスケード』。
カスケードこそ、ダミアーニのアイコンである『ベルエポック』のデザインに繋がったとされる作品でもあります。
そしてカスケードがインスパイアされたものは、1930年代、超高層ビルが建設されはじめたニューヨークそのもの。モダンデザインに長けていたエンリコ氏は、常にトレンドを先取りし顧客が喜ぶジュエリーを作り上げてきました。

1970年代|ブルーム

『ブルーム』は、1970年代に2代目ダミアーノのもとで制作されたアーカイブ作品です。
178個のダイヤモンドを中心に、サファイア、アメジスト、シトリン、トパーズを巧みに配した壮麗なフローラルジュエリー。

高度なセッティング技術と色彩設計によって、装身具としての機能性と芸術性を両立させた一作であり、ダミアーニの創造性を語るうえで欠かせない存在となっています。

2000年代|マルゲリータ(1904年の王妃へのリングをルーツに再解釈)

すべての女性におすすめしたいコレクションが『マルゲリータ』。
女性はもちろん、女性への贈り物に悩む男性にもおすすめしたいコレクションです。

イタリアの国花であるマルゲリータは、日本語でデージー(マーガレット)のこと。
1900年代、創業者エンリコ氏がマルゲリータ王妃へ捧げたリングを元につくられたのが『マルゲリータ』なのです。
マーガレットのお花をモチーフにしているマルゲリータの、可憐で繊細な美しさが魅力です。

2000年代|ベルエポック

ダミアーニを語るうえで外せないのが、『ベルエポック』。
今やダミアーニにとってのアイコニックコレクションとなっています。
ベルエポックといえばクロスモチーフのネックレスが有名ですが、実はスクエアモチーフなども展開しているのをご存じでしょうか。

とは言っても、やはり断トツの人気を誇るのはクロスをモチーフとしたデザイン。
とくに男性からの支持が圧倒的でメンズジュエリーの定番、火付け役ともいわれています。
ネックレスのトップはサイズ展開も豊富で、外側と内側のクロスがセパレートできるのが特徴です。
デフォルトのまま着用するもよし、外側を外しコンパクトなサイズ感を楽しむもよし。
また、外側だけを残し中抜きの状態で楽しんだり、内側を外して別々にチェーンを通すことも可能です。

ベルエポックは、定番のネックレスだけでなくピアスやリング、ブレスレットも展開されているためぜひご覧ください。

 

まとめ|メンズジュエリー分野でも高い存在感を放つ、色気漂うダミアーニ

1924年の創業から現在まで、ダミアーニはデザインから製造までを一貫して自社で手がける体制を貫いています。

創業者エンリコ氏の大切にしていた理念や思いを2代目、3代目と受け継ぎ伝統を守り続けてきたからこそ、創業100年を目前にした今も芯がブレることはありません。
女性向けのジュエリーが多い業界で、モダンと伝統をミックスさせたジュエリーにより、今も昔も男性を魅了するダミアーニ。
今後、どのようなジュエリーで私たちを驚かせてくれるのでしょうか。