ダイヤモンドだけが選択肢じゃない
BOUCHERON(ブシュロン)のセルパンボエムといえば、ダイヤモンドをセッティングしたモデルが真っ先に思い浮かぶかもしれません。しかし、カラーストーンのセルパンボエムには、ダイヤモンドとはまた異なる深い魅力があります。石そのものが持つ「色の力」が、身に着ける人の個性を引き出し、装いに彩りを加えてくれるのです。
今回ご紹介するのは、マラカイト(深い緑)とロードライトガーネット(華やかなピンクレッド)。まったく異なるカラーの二つのリングが、それぞれにどんな魅力を持ち、どんな方に似合うのか。じっくり見比べていきましょう。
石と蛇の共鳴――セルパンボエムの源流

セルパンボエムのルーツは、1858年に創業者フレデリック・ブシュロンが妻に贈った蛇のネックレスにあります。蛇は古来「守護」と「再生」の象徴であり、ブシュロンにとって最も大切なモチーフのひとつ。その蛇の頭部を涙型に抽象化したセルパンボエムは、グランサンクのひとつとしてヴァンドーム広場に本店を構えるメゾンの、深い歴史を背負ったコレクションです。
カラーストーンモデルでは、涙型のモチーフ中央にダイヤモンドの代わりにカボションカットの天然石がセッティングされます。カボションカットとは、石を半球状に磨き上げるカットのこと。ファセットカットのように光を反射するのではなく、石そのものの色と質感が主役になります。この「引き算」の美しさこそ、カラーストーン セルパンボエムの最大の特長です。
マラカイト――大地の深い緑

セルパンボエム マラカイト リング スモール(JRG02795)
マラカイトは、濃淡のある縞模様が特徴的な天然石。一つとして同じ模様がないため、あなたが手にするリングは文字通り「世界にひとつだけ」です。深い緑は大地の力強さを思わせ、身に着ける人に落ち着きと自信を与えてくれます。
イエローゴールドのフレームとマラカイトの緑の組み合わせは、古代エジプトの装飾品にも見られるクラシカルな配色。歴史に裏打ちされた美しさが、指先にエキゾチックな風を運びます。大ぶりのモチーフではないのに、グリーンの存在感は抜群。ベージュやカーキなどのアースカラーとの相性が良く、秋冬のコーディネートに深みを添えてくれます。ブラウンのレザーバッグやスエードのブーツとの組み合わせも素敵です。
ロードライトガーネット――情熱のピンクレッド

セルパンボエム ロードライトガーネット リング スモール(JRG02783)
ロードライトガーネットは、ガーネットの中でもピンクがかった赤紫色が特徴的な宝石。「ロードライト」はギリシャ語で「バラの石」を意味し、その名のとおり上品な華やかさを持っています。真っ赤ではなく、紫みを帯びたピンクレッド。この微妙な色合いが、大人の女性の肌に美しく映えます。
イエローゴールドのフレームに収められたロードライトガーネットは、光の加減によって赤みが強くなったり、紫みが増したりと、表情が刻々と変化。まるで石の中に小さな炎が宿っているような、生命力を感じさせる輝きです。黒やネイビーなどダークトーンの服装にこのリングを合わせると、指先だけがパッと目を引くアクセントに。冬の装いに暖かみのある色を一点投入したいときに、ぴったりのリングです。
二つの石を比較する

- 色の印象:マラカイトは「落ち着き・知性・大地」。ロードライトガーネットは「情熱・華やかさ・温かみ」。
- 似合うファッション:マラカイトはアースカラーやニュートラルトーンと好相性。ガーネットはダークカラーやモノトーンのアクセントに。
- パーソナリティ:クールで知的な雰囲気を好む方にはマラカイト、フェミニンで華やかな印象が好きな方にはガーネット。
- 季節感:マラカイトは秋冬のコーデに深みを、ガーネットは冬の装いに暖かい彩りを。どちらもオールシーズン楽しめますが、特に映える季節があります。
カラーストーン リングのスタイリング

マラカイト×カーキのワントーンコーデ
カーキのリネンシャツにオリーブグリーンのパンツ。グリーン系でまとめた装いに、マラカイトのリングが同系色の深みとして溶け込みます。統一感のある中に、天然石の存在がさりげないアクセントに。
ガーネット×黒ドレスの華やかさ
ディナーに黒のワンピース、アクセサリーはこのリングだけ。ロードライトガーネットのピンクレッドが黒に映え、シンプルな装いに一点の華やかさをもたらします。指先の色が、会話の糸口にもなるはず。
よくある質問

Q. カラーストーンは傷つきやすい?
マラカイトは比較的柔らかい石なので、硬いものとの接触には注意が必要です。ロードライトガーネットはマラカイトより硬度が高く、日常使いでの耐久性は十分。どちらも着用後は柔らかい布で軽く拭き、他のジュエリーとぶつからないよう保管してください。
Q. カラーストーンとダイヤモンド、どちらが先?
万能さを求めるならまずダイヤモンドモデルを。個性を表現したい、二本目のセルパンボエムが欲しいという方にはカラーストーンがおすすめ。ダイヤモンドとカラーストーンを別々の指に重ね付けするのも美しい組み合わせです。
Q. 石の模様は選べる?
天然石のため、一点一点模様が異なります。それこそがカラーストーンの醍醐味。自分だけの模様との出会いを楽しんでください。
色を纏う喜びを、指先から

マラカイトの深い緑か、ロードライトガーネットのピンクレッドか。どちらを選んでも、ダイヤモンドとは違う「色の力」があなたの手元に宿ります。蛇の守護と天然石の色彩が融合したセルパンボエムのカラーストーンモデルは、ジュエリーに自分らしさを求める方への最良の選択肢です。
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