マザーオブパール(白蝶貝)のお手入れ完全ガイド|パールとの違いから正しい保管まで

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マザーオブパール(白蝶貝)のお手入れ完全ガイド|パールとの違いから正しい保管まで

白くやわらかく光る、貝のジュエリー。光に当てるとグリーンやパープルがふわっと走って、見ているだけでうっとりします。これがマザーオブパール(白蝶貝など、貝の内側の真珠層)です。

名前のとおり「真珠の母」。真珠玉とよく似た成分でできた、貝由来の素材です。

でも、見た目の可愛さに反して、けっこうデリケート。お手入れを少し間違えるだけで、つやがくもったり、虹色が抜けたりします。

金やプラチナなど他の素材も含めた基本のケアは、素材別お手入れの総合ガイドにまとめています。この記事は、とくに気をつかうマザーオブパールだけを深掘り。パールとの違い・毎日のケア・NG・保管まで、まるごと解説します。

パール(真珠)とマザーオブパールは何が違う?

ショパール ハッピーハート ネックレス(マザーオブパール) 797482-5301

じつはこの2つ、「別物」ではありません。同じ素材で、形が違うだけです。どちらも貝がつくる真珠層(ナクレ)という同じ物質でできています。

真珠は、貝の中で核のまわりに真珠層が球状に巻きついたもの。マザーオブパールは、貝殻の内側をおおう真珠層を、薄い「面」で切り出したものです。

輝きにも個性があります。真珠玉はまろやかな光沢。マザーオブパールは、グリーンやパープルがきらめく華やかな虹色(イリデッセンス)が出やすいんです。

お手入れで覚えておきたいのは、真珠のネックレスに必要な糸替えが、面で使うマザーオブパールには不要ということ。ただし、水・熱・摩擦に弱い点はどちらも同じです。

マザーオブパールが繊細な理由

ブシュロン セルパンボエム 白蝶貝(マザーオブパール)のクローズアップ

カギは、素材の成り立ちにあります。真珠層の大半(およそ95%)はアラゴナイト(炭酸カルシウムの結晶)。残りはコンキオリンという有機質(タンパク質)です。

つまり、宝石なのに有機質を含んでいます。だから酸・薬品・乾燥・こすれにとても弱く、ダイヤのような硬い石とは扱いがまるで違います。

硬さの目安はモース硬度3.5〜4前後(文献により幅があり、真珠玉はさらにやわらかい2.5前後)。宝石のなかでもかなり低めで、金属や他の石とこすれると簡単にキズがつきます。

毎日のお手入れは「やさしく拭く」だけ

ショパール ハッピーハート ネックレス(マザーオブパール) 797482-5301

身がまえなくて大丈夫。基本は、着けたあとにやわらかい布でやさしく拭くだけです。皮脂や汚れをその日のうちに取れば、くもりや変色をぐっと防げます。

ただ、布で拭くだけだと、縁のすき間にたまった汚れまでは取りきれないことがあります。そんなときに頼りになるのが、やわらかいブラシです。研磨剤入りのクロスや硬いブラシは表面をキズつけるので、ブラシはやわらかいものを選んでください。

おすすめは、お手入れ用のやわらかいブラシ。これを軽く水で湿らせて、やさしく洗います。布では取りきれない縁の汚れも、ブラシならすっきり落とせます。

ブシュロン セルパンボエム 白蝶貝のリングとペンダントの着用イメージ

大事なのは、そのあとの水分の取り方です。キッチンペーパーなど厚みのあるもので、こすらず「押さえて吸い取る」ように水気を取ります。摩擦をかけないのが、いちばんのコツです。

じつは、水に弱いマザーオブパールも、店舗ではこの方法でクリーニングしています。ポイントは洗剤を使わないこと、そして長く水に浸けないことです。短時間でさっと洗い、すぐ水気を取れば心配いりません。インレイ(象嵌)の品だけは、接着がゆるむことがあるので浸け置きを避けてくださいね。

もうひとつのコツは着ける順番です。香水もヘアスプレーもメイクも全部すませてから、いちばん最後に着けます。帰ったら最初に外す。これで薬品が直接つくのを防げます。

これはNG。ダメージを受ける扱い方

ショパール ハッピーハート ネックレス(マザーオブパール) 797482-5301

超音波洗浄機・スチームクリーナーは厳禁です。強い振動と熱で真珠層が傷み、一度のクリーニングで白い輝きが戻らなくなることもあります。他のジュエリーとまとめ洗い、がいちばん危険です。

薬品・酸もNG。アンモニアや漂白剤、研磨剤入りのクリーナーは、真珠層そのものを溶かしてしまいます。

見落としがちなのが香水・ヘアスプレー・化粧品、そして汗です。直接つくと、少しずつ表面が傷みます。だからこそ「最後に着ける」が効いてきます。

水まわりも注意。入浴・シャワー・水泳・水仕事のときは外します。長時間の水濡れは、劣化やインレイのゆるみにつながります。

熱と乾燥も大敵です。直射日光やドライヤーの熱、急な温湿度変化は、ヒビや変色を招きます。

そしてぶつけ・こすれ。硬度が低いので、硬いものに当たると欠けや割れの原因になります。スポーツや家事のときは、外しておくと安心です。

正しい保管方法

ショパール ハッピーハート ネックレス(マザーオブパール) 797482-5301

しまい方にも、ちょっとしたコツがあります。いちばん大事なのは一点ずつ個別に収納すること。やわらかいポーチや、裏地つきのケースがおすすめです。

金属チェーンや他の宝石と一緒に入れると、こすれてキズがつきます。硬度が低いぶん、相手のほうが勝ってしまうからです。

置き場所は、直射日光や暖房のそばを避けます。極端な乾燥はヒビ、高湿度はカビの心配があるので、常温で適度な湿度が目安です。意外なのが、プラスチック袋で密閉しないこと。出てくる成分で、表面が傷むことがあります。

しまう前にひと拭きすると、変色やくもりを防げます。ときどき出して状態を見てあげるのも、長く付き合うコツです。

HARADAで人気のマザーオブパールのジュエリー

少し気をつかう素材ですが、ポイントさえ押さえれば毎日でも楽しめます。じつは指紋が目立ちにくいのもうれしいところ。あのうっとりする白い輝きは、他の素材では出せません。HARADAで人気の3点を紹介します。

ショパール ハッピーハート ネックレス(マザーオブパール)

ぷっくりしたハート型の白蝶貝が可愛い一本。華奢なローズゴールドのチェーンで、さりげなく華やぎます。デイリーにも、ちょっとしたお祝いにもぴったりです。


ブシュロン セルパンボエム リング(白蝶貝)

ペアシェイプの白蝶貝を、ビーズ模様のゴールドが囲むブシュロンの人気リング。指先で揺れる白い輝きが上品で、重ねづけも楽しめます。


ダミアーニ ベルエポック ピンクゴールド ネックレス(マザーオブパール)

ピンクゴールドとマザーオブパールの優しい色合わせが魅力。肌なじみが良く、きれいめにもカジュアルにも寄せられます。


お手入れや点検は、HARADAのアフターサービスへ

マザーオブパールは、ちょっとした気づかいで長くきれいに保てます。基本は「やさしく拭く・水と熱を避ける・一点ずつしまう」。この3つだけで大丈夫です。

「つやがくもってきたかも」「石がゆるんでいる気がする」と感じたら、無理せず購入店や正規宝飾店に相談してください。HARADAでも、点検やクリーニングを承っています。

デリケートな素材ではありますが、正しく付き合えば、あのうっとりする白い輝きはずっと楽しめます。気になることがあれば、いつでもHARADAにご相談くださいね。

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